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『合理化後の経理社員の働き方』2008/10/24 - 経理合理化プロジェクト ニュースレター

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『合理化後の経理社員の働き方』2008/10/24

 早いもので今年も残りあと2ヶ月となり、年末に向けてあわただしい毎日をお過ごしのことと思います。
毎年、春と秋の年2回、全国の会員の皆様にお集まりいただいている第8回『経理合理化プロジェクト®』全国大会が、10月23日(木)に開催されました。今回のテーマは、「これからの経理の働き方」についてでした。おかげさまで、たくさんの方にご参加いただき、ほとんどの受講者の方が「大変参考になった」「参考になった」と、アンケートに回答していただきました。この場をお借りして、お礼申し上げます。そこで今回の経理合理化情報は、第8回『経理合理化プロジェクト®』全国大会の内容についてご報告させていただきます。都合が悪く参加できなかった方は概要を把握していただき、参加された方はもう一度ポイントを整理してみてください。

1.「在宅ワーク」でワーク・ライフ・バランスは改善されるのか?

今回の全国大会の第一部では、会計事務所としてスタッフを全員在宅ワーク化している京都の近藤学税理士事務所の近藤学先生に発表していただきました。
(第1部)『経理の在宅ワーク化は可能か? 完全在宅ワーク化実践会計事務所の実態』
講師 近藤学税理士事務所 所長 税理士 近藤学 先生
<内容>
(1) 在宅ワーク・スタイルの事務所イメージとネットワーク環境
(2) 全員在宅という新しい働き方で実現されるワークライフバランス
(3) お金と時間をかけて試した結果、選択したITツールと税務会計システム
(4) インターネット環境における顧問先との関係、サービスレベルの変化
(5) 在宅ワークによるコスト削減、時間活用の効果
(6) これから会計事務所が目指す方向性とは?

今回の近藤先生の講演で、とても印象的だったのは、今までの事務所経営のやり方を一度リセットしてゼロから組み立てなおすという新しい発想です。事務所を一旦『解散』して「必要な部分をネットワークでつなぐ」という考え方です。社員全員との雇用契約をやめて(解雇)、全員個人事業主として請負契約を結びなおしています。会計事務所の仕事は、デスクワーク中心の仕事ですから、パソコンとインターネットがあれば、どこでも仕事ができます。
とは言っても、在宅ワーク化を実現するのは、そう簡単なことではありません。特にデータ管理やコミュニケーションの問題が、まず障壁になります。近藤先生の事務所では、在宅ワーク化することによるデータの分散の問題やコミュニケーションの問題を、インターネットのツールを利用して解決しています。顧問先のPCと、個人事業主となったスタッフのPC、そして事務所(所長先生)のPC、3つの場所にあるPCを同期をとる(1つのPCのデータが更新されたら他のすべてのPCを同じ状態にする)ために、DropboxというWebサービス(データ容量2.0GBまで無料)を利用しています。これにより、インターネットが接続できれば、出社せずに家で仕事をすることが可能になっています。社内のコミュニケーションに関しては、社内SNS(グループチューブ)を立ち上げて、インターネット経由で情報交換をしているとのことです。その他必要に応じて、電話、メールでやり取りをし、事務所に集まってミーティングするのは月2~3回だそうです。
「在宅ワーク」化したことによるメリットを、「いいことだらけですよ」と近藤先生は目を細めながら、次のように笑顔で話してくれました。

・年間の事務所家賃約300万円削減
以前の京都駅前の事務所を解約し、近藤先生の自宅近くに戸建て住宅(以前は塾)を借りて、1Fは奥様の料理教室、2Fを近藤先生の事務所として利用。
・ワーク・ライフ・バランスの改善
毎日家族と一緒に食事。家族との時間が充実。昼間空いた時間にジムへいって泳ぐ。好きな時間に仕事。また、今回の講演のために社内SNSを使って、スタッフ全員にアンケートをとってもらい、「在宅ワーク」にしてよかった点と悪かった点をあげてもらった結果も見せてもらいました。
・スタッフ:親の介護や子供のことなどをやりながら、仕事との両立が可能。通勤時間がなくなり時間が有効に使える。
・家にいる時間が増えて家族が喜んでいる。
その他に、スタッフからのコメントの中に、「仕事に対してより強く責任を感じるようになった」、「個人事業主となり、経営者の気持ちがわかるようになった」という感想が見られました。実際に、個人事業主になってから、みんな営業活動を各自するようになったそうです。美容院などへ行っては、自分の仕事をアピールしているとのことです。「自由」と「責任」はセットになっているということを、近藤先生の話を聞きながら、あらためて感じました。
最後に、気になる情報漏えいなどに関する問題ですが、当然可能な限りセキュリティ対策(SSL、パスワードロック等)を活用しています。しかし、100%防ぐことは不可能です。情報を管理するのが人間ですから、悪意を持ってすれば何でもできてしまいます。大企業であれば、問題が発生しないように社外へのデータ持ち出しは禁止する傾向です。しかし、近藤先生は、インターネット環境を活用して仕事の効率を上げられるので、逆に中小企業にとっては、チャンスであると考えています。何万件のデータを扱って管理しているわけではなく、1人の担当者が約20社のデータをすべて内容を把握して責任を持って管理していれば、情報が漏洩する確率は非常に少ない、と判断されているようです。いままで、書類を郵送したり、カバンに入れて持ち歩いていたことを考えれば、インターネット環境になったからと言って、危険性が高まったとは考えられません。
今回の近藤先生の事例は、インターネット環境を活用して、どのような働き方が可能なのかを考えるだけではなく、時間や場所に拘束されなければ何ができるかを考えるとてもいい機会でした。ぜひ、いままでの働き方をリセットして、制約事項がなければ何ができるかを、これから考えてみたいと思います。

2.現状の経理合理化スタイルとこれからの経理の役割

そして、第2部では『経理合理化プロジェクト®』発足から6年間で、中小企業の経理の仕事のやり方がどのように変わってきたのか、そしてそこで働く経理社員に何が求められているのかを『経理合理化プロジェクト®』代表の児玉尚彦が報告しました。
(第2部)『中小企業の低コスト最速経理スタイルと合理化後に問われる経理力とは?』
講師『経理合理化プロジェクト®』 代表・税理士 児玉尚彦
<内容>
(1) いろいろな事例でわかった会社規模別の効率的な経理のやり方
(2) IT活用で圧倒的な差がつく経理業務の生産性
(3) 事務作業にしがみつく帳簿屋たちはこうして消えていった
(4) 会計スキルとITスキルを活用して成長する財務ナビゲーターTM
(5) 社長の意思決定をサポートするための“経理力”の磨き方
(6) 経理の役割は、前線部隊への「情報」と「お金」の提供

①経理事務はITとアウトソーシングでこんなに変わった

これまで、たくさんの企業の経理部門を見てきて、経理事務の大きな2つの流れを感じます。IT化の流れと、アウトソーシングの流れです。
ERPシステム、インターネットの普及が進むにつれて、アウトソーシングの範囲も業務内容も大きく変化してきました。企業の経理システムが標準化され、どこの会社でも同じERPシステムや会計システムを利用するようになったため、経理の操作方法が均一化していきました。標準化された操作であれば、やり方を覚えればどの企業の経理事務も行なえるので、経理担当者が正社員から派遣社員、そしてアウトソーシングと変わっていったのです。まさに、ITの進化がアウトソーシングを促進していったという訳です。このように、ITとアウトソーシングが両方組み合わさって、経理の仕事の仕方を変えつつあるのです。
こうして、事務職の仕事は、どんどんコンピュータ化されて、事務員に残された仕事は、コンピュータが処理するためのインプット作業になってしまったのです。したがって、アウトソーシングしている仕事を調べてみると、そのほとんどはコンピュータへの入力作業であることがわかります。このことは、アウトプットがすべてコンピュータから出力されているという事実を見れば明らかです。簡単な判断とインプット作業だけならできる人はたくさんいるので、バックオフィス業務の中国へのアウトソーシングは年々増加傾向にあります。

※ごめんなさい!このサイトでご覧いただけるのはここまでです。以降の情報は『経理4970.tv』サポートサイトでご覧いただけます。 http://www.keiri4970.tv 役に立つ経理合理化情報が満載です。ぜひ『経理4970.tv』で経理合理化を学んでください!
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