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『経理の3つの過剰を排除する』2010/04/23 - 経理合理化プロジェクト ニュースレター

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『経理の3つの過剰を排除する』2010/04/23

先日、日本経済新聞(2010年3月16日朝刊)「経済教室」欄に「失敗学」で有名な畑村洋太郎先生(工学院大学教授)が、『強すぎる品質の呪縛解け』という記事を書いていました。内容は、「日本のものづくりには、過剰機能の過剰品質のものを過剰な量つくるという3つの過剰があり、顧客が求めているレベル以上の最高のものを作ろうとして失敗している」というものです。

いいものを作っていれば売れるという時代は終わったということです。
「まじめにやっているからいい」と考えて自分の行動を正当化し、顧客目線を忘れていると危険であると忠告しています。このことは製造業に限らず、すべての仕事において当てはまります。商品サービスが飽和状態にある今こそ、顧客目線で商品やサービスを作り替えていく必要があるようです。
ドラッカーの「企業の目的は、顧客の創造である」(『現代の経営』『マネジメント』ダイヤモンド社)という名言が思い出されます。

現代の経営

経理の3つの過剰

経理の合理化も、経理の過剰を排除して、企業経営に貢献する経理体制に変えていくことが目的です。経理の仕事についても、機能・品質・量の3つの過剰を点検してみてください。「過剰」とは、必要な程度を超えている状態のことです。必要か過剰かを検証するときの目線は、経理の目線ではなく顧客の目線です。そこでまずやるべきことは、次の問いを経理担当者に投げかけることです。「経理にとっての顧客は誰か?」
もちろん、答えは一つではありません。「株主」「経営者」「全社員」と答える経理担当者が多いでしょう。「投資家」や「銀行」などをあげる人もいます。顧客ではありませんが「税務署」や「会計事務所」の目線を気にしている経理担当者も少なくないはずです。それでは、経理にとっての顧客を意識しながら、経理の3つの過剰について点検していきます。

【経理再生キーワード】経理を顧客目線で見直してみる!

会計システムの豊富で過剰な機能


企業の経理部においても機械化が進み、業務のIT化が一般的になっています。ハードウェアやソフトウェアは日々進化して、どんどん機能が付加されていきます。会計システムの価格も機能によってピンからキリまであります。会計仕訳を入力して決算書を印刷するだけのものから、いわゆるERP(統合型基幹業務パッケージシステム Enterprise Resource Planning)のような全社業務システムの中に会計システムを含んでいるものもあります。また、会計システムのオプション機能として、次のようなものがあります。
・ 財務分析
・ 債権債務管理
・ 予算実績管理
・ プロジェクト管理
・ 管理会計
・ 固定資産管理
・ 資金繰り管理
・ 財務シミュレーション
・ 内部統制(J-SOX法対応)機能
・ 国際会計基準対応
会計システムを導入する場合、機能レベルで比較すると、機能が豊富なものが良いように見えてきます。今は使っていなくても、こんな機能があったら便利かもしれないという淡い期待と、後からやっぱり機能が豊富なほうを買っておけば良かったという後悔に対する不安が、不必要に機能を充実させていきます。しかし、実際に毎月実務で使っている機能は、とても限定されています。メーカーが提供する豊富な機能を、ユーザーは全体の5%も使いこなしていないと言われています。WordやExcelなどのメニューのうち、開いたことすらない機能がたくさんあるように、会計システムのメニューの中で、仕訳データ入力と残高試算表印刷しか使わない経理担当者は少なくありません。決算書を作成するだけなら、数万円の会計ソフトでも数千万円の会計システムでも、アウトプットされてくるものは変わりません。豊富な機能に惑わされずに、本当に必要な機能をリーズナブルな価格で利用していくことを心がけたいものです。
ITツールは所詮道具に過ぎません。道具の効用は、それを使う人間に依存します。どんなにすばらしい高価な道具を与えられても、今まで以上の仕事は期待できません。機能豊富な最新の携帯電話を買っても、結局使う機能は電話とメールだけなのです。
中小企業においては、会計処理を会計事務所へアウトソーシングしている会社も少なくありません。取引件数が少なければ、経理担当者を採用して会計システムを導入するよりも、会計事務所へ依頼したほうがコストもかからないし、社内で処理するよりも品質が保証されているからです。今後、どんなに会計ソフトが安くなり、操作が簡単になったとしても、現在社内で会計処理をしていない中小企業が社内で会計処理をするケースは増えないでしょう。逆に、競争が激しいアウトソーシングの費用がさらに安くなり、社内でやっていた経理の機能をアウトソーシングする企業が増えていく傾向にあります。
実際に最近では、大企業でも経理事務をアウトソーシングする会社が増えつつあります。「経理事務」という機能自体、社内に必要ない、つまり、「経理は社内に必要のない過剰な機能」という考え方もあるということです。人材を採用して道具(ITツール)を活用して社内でやるか、仕事をアウトソーシングしてしまうか、時間とコストを踏まえた投資対効果で判断することになっていきます。いずれにしても、会社で必要のない過剰な機能に時間とコストを投入する余裕は、今の企業にはありません。

【経理再生キーワード】会計システムは本当に必要な機能に限定して利用する!

※ごめんなさい!このサイトでご覧いただけるのはここまでです。以降の情報は『経理4970.tv』サポートサイトでご覧いただけます。 http://www.keiri4970.tv 役に立つ経理合理化情報が満載です。ぜひ『経理4970.tv』で経理合理化を学んでください!
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